公益社団法人 プレストレストコンクリート工学会の沿革
プレストレストコンクリート(Prestressed Concrete,以下PC)が1952年(昭和27年)にわが国において初めて企業化されて以来、天然資源に恵まれない日本には非常に有効適切な工法として各界から認識され、順調に推移して参りました。
わが国PC技術者の知識を結集し、組織を以てプレストレストコンクリート国際連盟(FIP)に日本を代表して加入し、国際交流によるPCの普及と振興を図る目的で、土木学会、日本建築学会、農業土木学会の有志により、1958年2月21日、設立世話人の平山復二郎氏を議長とする創立総会が開催され、プレストレストコンクリート技術協会が発足しました。
初代会長に田德次郎、副会長に坂 静雄、理事に竹山謙三郎、加藤六美、木村又左衛門、海上秀太郎が就き、その後第3回理事会(1958年7月11日)において理事として細井潤三、浅野 忠、横山不学、猪股俊司、田原保二の増員が承認されました。
更なる活動を期するため,1959年7月18日に社団法人設立発起人会が開催されました。議長(発起人代表)は鈴木雅次、発起人は、浅野 忠、猪股俊司、岩沢忠恭、内海清温、海上秀太郎、木村又左衛門、小林郁文、齋藤武幸、竹山謙三郎、田中成美、田原保二、友永和夫、坂 静雄、平井喜久松、平山復二郎、福田仁志、藤田亀太郎、細井潤三、武藤 清、横山不学、田德次郎です。
1959年(昭和34年)12月、建設大臣宛社団法人に改組の設立許可申請を行い、翌1960年3月29日許可されました。
その後関係諸官公庁を初め諸機関、また会員の高いご関心と熱意により順調に推移しております。
PCに関する国際組織であったFIPは、1998年アムステルダムで開催された第13回大会を以ってCEBと統合し、新たに国際構造コンクリート連合(federation internationale du beton,略称“fib”)として組織され、日本は本工学会と日本コンクリート工学会が協同して加盟しております。
なお、新しく組織されたfibの第1回大会は、2002年10月にわが国大阪市で盛況裡に開催されました。
2011年(平成23年)9月に公益社団法人への移行申請を行い,2012年3月21日付けで内閣府より公益社団法人の認定を受け、2012年4月1日に所定の登記を行い、法人名称を「公益社団法人プレストレストコンクリート工学会」(英文名:Japan Prestressed Concrete Institute)に変更いたしました。
会 長 | 下村 匠(長岡技術科学大学 教授) |
---|---|
名誉会員 | 58名 |
個人正会員 | 2,361名 |
法人正会員 | 45名 |
賛助会員 | 77名 |
学生会員 | 22名 |
(令和7年4月末現在)